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「幕末魔法士―Mage Revolution」感想

2010年02月14日 02:16

幕末魔法士―Mage Revolution (電撃文庫)
幕末魔法士―Mage Revolution (電撃文庫)

メイジが明治維新。

・あらすじ
時は幕末。攘夷派と開明派が相克する激動の時代。
大坂適塾に学ぶ若き蘭学者にして魔法士の久世伊織は、塾長・緒方洪庵の命で、一冊の難解な魔導書を翻訳するため出雲国松江藩に赴いた。
一刻も早く翻訳を済ませ大坂に帰りたい伊織だったが、招かれた屋敷で手渡されたのは、亡き父失脚の原因ともなった、古の“大崩壊”によって失われた技術・魔法金属ミスリル銀の錬成炉が記された書物だった……。
翻訳を開始した伊織の周囲の村で起こる神隠し、突然襲いかかる攘夷志士の凶刃、魔法士・金森鳶巣の暗殺。謎を追う伊織と赤眼の志士・冬馬の前に、やがてミスリル銀錬成に隠された無窮の闇が広がっていく!
魔導の旋律が奏でる幕末ファンタジー!



・個人的評価
ストーリー5
キャラクター3
文章力4
挿絵4
総合点16


評価1~5(5が最も良い)

第16回電撃小説大賞“大賞”を受賞したこの作品。
大賞を取るだけあって、面白い。
普通、物語の舞台が現代と離れていれば離れているほど、
世界観の描写が多くなるものだと思います。
そしてそのせいで、説明が多くなり、
読むのが退屈になる、と言うことは良くあることなのですが…。
この作品からはそういったものを感じませんでした。
史実とは異なる歴史なのに、
頭の中に世界観がすっと入ってきました。
まず、それが凄い。
そして文章も読みやすくて分かりやすいため、
情景を思い浮かべやすい。

物語の中枢となる魔法ですが、
これも上手くストーリー内で活かされていると思います。
また、主人公の伊織の魔法を使った設定も、
無理なく「なるほど」と唸らされました。
魔法が物語の矛盾となりそうな所、
曖昧になりそうな設定を全て論理立ったものへと昇華してくれています。
まさに魔法。

キャラクター、挿絵に関しても好印象。
伊織と冬馬の掛け合いも、
それぞれのキャラクター性も好きですね。
また、冬馬の目が伊織に掛った魔法を見破るという展開にビビット来た。
一人の人間にしか愛されない、みたいで。
あれなら、伊織は冬馬以外と男女の仲になれないからね。

ところで、最近の電撃大賞では、
最後にヒロインが本当の名前を、
男主人公にこっそり教えるのが流行ってるのかね?笑


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