・あらすじ
ようこそ、私立碧陽学園生徒会室へ!美少女役員四人+おまけ一人、生徒諸君のため、今日も何かと戦っております!今、すべてに決着をつけるため、アイツが帰ってきた。「何も傷つけたくないなら、今すぐ死ね。死にたくないなら、何かを傷つけることを躊躇うな」あばかれる本当の想い、互いへの疑心、失われた言葉、開かれる記憶の扉―そして、少女は決意する。「この気持ち…確認させて…くれない、かな」少年少女の日常をみずみずしく描いた青春小説の傑作「生徒会の八方」 というわけで八巻。
内容はいつも通り生徒会の駄弁りと、生徒会室以外での活動チラホラ。
多少一話当たりのページ数が多くなり、
話数が減っているけれどもほとんどいつも通り。
けれど、今巻は今までとはまるで違う!なんと深夏と知弦のデレが来た!知弦はセリフに本音が付けくわえられるという状況で、
深夏は鍵が他の女子と仲良くしているのを見て、
それぞれが鍵への好意を自覚、再認識してました。
『四散』で真冬が既に告白しているし、
ハーレム完成まで、残るは桜野くりむただ一人!
いや、彼女は既に陥落しているか。
メンバーの中で深夏が一番気に行っていた自分にとっては、
八巻はかなり嬉しい展開でした。
しかもデレた途端に軽くキスまで…!
「デレる気配が微塵もない正統派ツンデレ」の二つ名は返上ですね。
けれど、ハーレムに向かえば向かうほど、
何だか終わりが近づいて来ているようで少し寂しい。
ストーリーも卒業式目前の佳境だし。
それと「七光」の最後に飛鳥が漏らした願望、その答えを鍵は出しました。
「俺は、何よりも誰よりも、『俺の幸せ』を最優先する!」
人の想いを踏みにじっても自分の幸せを追い求める。
でも踏みにじった人をそれ以上に幸せにしてみせる。
不誠実極まりないけれど、どこまでも誠実な男だとりあえず、ラノベ主人公としては行くべき道を行ってるね。
人としては道を踏み外してるけど笑
とりあえず、自身の気持に気付いた生徒会メンバーが、
次巻でどう動くかが楽しみです。
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