2009年09月17日 07:58

「ここで旅を終えよう」
冗談ではなく、本気のようです。
ホロを質草に出すこにしたなロレンス。
対価はトレニー銀貨2000枚。
相当な額ですが、ロレンスはその金額に臆することもなく、
口も良く回って商人らしさを発揮。
無事交渉は成立しました。
その後、エーブは自分の夢について語りだします。
それは自分を買った商人よりも大きな商会を作ること。
ロレンスが自分の店を持つだけでも相当な苦労をしているのに、
一商人が商会を持つとなると、かなり凄いことのよう。
しかも、女商人となるとかなり厳しいでしょうね。
所変わってその夜の宿屋。
いつも通りまったりと二人で過ごしていましたが、
ホロが突然別れを切り出します。
「出会いは金で買えるが、良し悪しまでは決められない」
ホロはロレンスとの出会いを良いものにするために、
ここで旅を終えるのが一番良いといいます。
今は楽しくても、いずれそれにも終わりが来ると。
つまり、ホロは倦怠期が来るのが恐いってことですね。
というか、あの口調だとホロは既にそういったことを体験しているのかも。
当然ロレンスは動揺。
必死に説得しますが、最後は納得した模様。
その後も普段どおり振舞っていましたが、
なんだか二人の間の空気は寂しさがどことなく漂ってました。
ホロの耳がずっと垂れていたことがそれを象徴しています。
本をリゴロ邸に返しに行った二人。
そこでホロはまた本を借りるため書庫に降りていきました。
手持ち無沙汰なロレンスはリゴロの立派な庭を眺めていましたが、
そこへエーブが悪い知らせを伝えに来ます。
武装蜂起が起こったとのこと。
これが商戦に大きく絡むことは間違いないです。
上手く行きそうだったけれども、
どうにも雲行きが怪しくなってきました。
次回 第12話「狼ととめどなき涙」
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